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少女はなぜ戦うのか?「乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ」1巻 大西巷一先生 感想

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昨年創刊された「月刊アクション」からコミックが発売。
その中の一つ大西巷一先生の「乙女戦争 ディーヴチー・ナールカ」1巻です。

乙女戦争 1巻

時は1420年ボヘミア。
ここでは宗教戦争の嵐が吹いていた。
フス派とカトリック派の凄惨な戦い。フス戦争である。
その中で一人の男と少女が歴史を創る。

異教徒狩りから異端狩りへと行動を変えた騎士により住んでいた村を焼かれ、家族を殺され、自分自身は陵辱されたシャールカ。

乙女戦争 1巻

何もかも失い傷ついたシャールカが出会った男。
フス戦争の英雄となるヤン・ジシュカであった。

乙女戦争 1巻

世界史の授業を取ってなければおそらく知り得ることはなかった「フス戦争」
ヤン・フスが火刑にされ、後の宗教改革のきっかけになったぐらいしか中世歴史を解説した本にも書いてないくらいです。

宗教改革を語る上で重要なだけでなく、戦争における戦術を大きく変えるきっかけになった戦争でもあります。
作中でいうところの「笛」の登場。

乙女戦争 1巻

「ピーシュチャラ」と名付けられたこの鉄の棒。
大砲を小型化した鉄砲の原型です。
「ピーシュチャラ」も「ピストル」の語源の一つとされています。

この「笛」を使い戦争の有り様を大きく変えようとしている男ヤン・ジシュカの野心とシャールカの思いが同じ方向を向いた時歴史は動き出す。

中世の戦争がけっして騎士道ロマンにあふれるものではないのは1話めを読めばわかります。
奪われ、犯され、殺される。
力があるものが力のないものに何処までも残虐な行為ができるかを。
そして、「正義」により倫理武装をすれば人としての羞恥心を置き去りにすることができる。

そんな現実を変えようとするジシュカも決して弱者救済のためではなく、自身の中に抱え込む野心を実現させるために強大な権力に立ち向かいます。

「笛」を用いた集団戦術の実現。
確立されれば騎士の時代は終わりを告げるであろうこの戦術。

日本で種子島に鉄砲が伝来する123年前、鉄砲を使った集団戦術として有名な長篠の戦いより155年前にジシュカは「笛」を使い新たな戦争をデザインしようとしていたわけです。

実際のところ弓や弩弓より威力の低い「笛」を、女子供でも取り扱えるという理由付けにして、力弱き者が戦争に参加するという演出にしたりとフィクションとして考えられています。

そして、教皇、神聖ローマ帝国を筆頭とする諸侯、弾圧されるフス派、みんな「正義」を持っているのですが、そのすべてに受け入れがたいものがあります。
フス派の平信徒たちの「正義」も実際怖いものと感じるんですよ。

一つの可能性を見出したジシュカが2巻では、2千対10万の戦いに挑みます。
乞うご期待ですね。
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Author:量産型砂ネズミ
アラフォーオタ。人生快楽に費やす人間です。マンガ、特に4コマとかを好んで読んでいます。サイン会、同人イベントもチョコチョコ参加しています。

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